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宝塚に住んでいるなかで、私のお気に入りの一つは阪急電車です。
阪急電車以外全く乗ったことがないと言えば嘘になりますが、馴染みじゃない電車に乗ると落ち着かなくてとても不安な気持ちになってしまいます。
阪急電車は我が家と同じような安心感がありとても落ち着きます。
そんな阪急電車について今回はお話しさせていただきたいと思います。
阪急のこだわり
急電車と言えば開業以来ずっとあのマルーンカラー、普通マルーンと言えばマロン様茶色ですが、阪急電車の車両の色は、マロンカラーよりも濃い小豆色やチョコレート色寄りの色で「阪急マルーン」として独特の色合いを採用しているそうです。
あの色がたまりません。
内部も木目で通し、電車の中と言うことを忘れさせる温かみを感じさせますし、座席の色はゴールデンオリーブとよばれる、みどり色の座席が特徴です。
又全席ゴールデンオリーブ色で窓のステッカーで優先座席を示していましたが、一般席と区別し、より優先座席を分りやすくするために2014年7月15日からマゼンタ(赤紫色)に変更しました。
シートの素材は、アンゴラヒツジの毛を使ったモケットでとても肌触りがよく、起毛の高さを0.5ミリ単位で何度も試し決定しているそうです。
また、シートにはバネが入っていて、座り心地もふかふか。
多くの乗客が座るので、やはり段々とヘタって来てしまいますが、座り心地を大切に考え数年ごとにシートの生地を全て取り替えて、いつもきれいでフカフカなシートを保つようにしているとか。
阪急電車の座席に座るととても贅沢な気分になり、そっとシートを撫でたくなります。
5月12日ラーム・エマニュエル駐日米国大使が阪急電車について乗られたようで、その感想をツィートされました!
Love the really plush seats! Hankyu. Hankyu very much. 🚃
ふかふかの座席がすごく気に入りました!阪急電車、ハンキューベリーマッチ。 pic.twitter.com/u2vaZGawa0
— ラーム・エマニュエル駐日米国大使 (@USAmbJapan) May 12, 2022
阪急の歴史
1907年(明治40年)10月19日小林一三氏が箕面有馬電気軌道を創立したことは有名な話ですね。
1910年(明治43年)3月10日に難しい新淀川を渡る鉄橋工事を乗り越えて、最初の路線現在の梅田-宝塚間、石橋ー箕面間が開通しました。
その後、1918年(大正7年)、社名を阪神急行電鉄に改称。1943年京阪神急行電鉄になり、1973年(昭和48年)、阪急電鉄に社名を変更しましたが、ずっと阪急電車と一般には呼ばれていました。
小林一三氏は経営を安定させるため沿線開発に力を入れ、環境の良い郊外に住宅地を開発し、日本初の住宅ローンを活用した戸建て住宅地の分譲販売を行いました。
また終点の宝塚駅周辺では大阪方面からの客を呼び込むために宝塚新温泉、宝塚唱歌隊(現在の宝塚歌劇団)などの事業を行い、鉄道の需要を作り上げていきました。
阪急の社章 コーポレートマーク
最初の阪神急行電鉄時代の社章は1918年から1943年までで大阪市と神戸市の市章を重ねて「阪・神」をシンボライズした意匠でした。
「
京阪神急行電鉄時代に制定された社章1943年から1992年まででこれに京都市の旧き章をかたどった円で囲っています。
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阪神だけでなく京都線が延びたために京都市の市章を新たに重ねて作成されました。
1992年から全く刷新された社章に!
「私たちの提案するライフスタイルの豊かさをアート感覚で伝えます。
伸び行く二本の直線や左右に広がる曲線は、新しい領域へ積極的に挑戦する成長力、若々しさを表現します。コーポレートカラーは、ワインレッド(Hankyuレッド)です。」阪急電鉄会社情報より
全く新しいイメージの社章に変わったときは今までの社章が長かったためか又は急に斬新になったためか馴染めない気がしましたが、今はとても素敵な社章だと感じています。
阪急電車のラッピング車両
阪急電車のラッピング車両は華やかです。
・ベルばらラッピング車
・スヌーピー
・すみっコぐらし
・貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」の運行を開始。
。2020年9月からは、東急グループと協働運行を行っていて、走行にかかる電力をすべて再生可能エネルギーで 賄っているのだそうです。
これは列車全体でSDGsの達成に向けたメッセージを発信することで、利用する乗客にSDGsに対する理解を深めて貰うために運行しているそうです。
これら以外にも各路線ごとに特徴あるラッピング車が走ってきました。
華やかなラッピング車に出会うとウキウキして思わず写真を撮ってしまう自分がいます。
おわりに
阪急と言えば、自分のふるさとのような気持ちになってしまいます。
皆さんもお住まいの土地に根ざした鉄道に愛着を感じてらっしゃることだと思います。
いくら自動車が一般的だと行っても鉄道への郷愁と憧れは消えないものだと思っています。
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