魚アレルギーの子供 原因は?給食は?食べられる魚はあるの?栄養的には大丈夫?

生活
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筆者にはこの春小学校になった孫のマーちゃんがいます。

その孫が魚アレルギーなんです。

赤ちゃんの時は平気でお魚を食べていたんですが、こども園の年少さんに入る前にアレルギーが分かったんです。

こども園ではアレルギー用の給食を出して貰っていました。

魚アレルギーによる症状で喘鳴が起こり病院にも入院しました。

そんな訳で小学校ではどうなるのかなってグラマとしては心配で、グラマなりに魚アレルギーについてしらべてみました。

魚アレルギーの原因は

魚アレルギーの抗原は魚の筋肉に含まれる「パルブアルブミン」と「魚コラーゲン」などのタンパク質なんだそうです。

日本人にとってお魚は生活に欠かせない食材です。

そのお魚にアレルギーがあるなんてグラマとしてかなりショックでした。

お寿司も焼き魚も煮魚も食べられない。カルシウムの補給はどうするのよ?

身体に良い青魚の代わりは何があるの?とか色々頭を巡ります。

日本人としてお魚が食べられないなんてマーちゃんが可哀想で・・・

アレルゲンの「パルブアルブミン」「魚コラーゲン」はほぼ全ての魚に含まれているようなので多種の魚でアレルギー症状が出ます。

主な症状は、じんま疹や口腔アレルギー症状、喉の腫れや喘鳴の症状も出ることがあります。

よく聞く話ですが、青魚のサバを食べてじんましんが出たという場合がりますね。

そんな場合は、アレルギーではなくヒスタミンが多く含まれた青魚を食べたことによる反応で「ヒスタミン中毒」と言われています。

青魚には「ヒスチジン」というアミノ酸が多量に含まれています。「ヒスチジン」が多量に含まれる魚に「ヒスタミン生成菌(ヒスチジン脱炭酸酵素を有する菌)」が付着すると、ヒスチジンが分解され、多量の「ヒスタミン」が魚肉中に蓄積されることとなります。

衛研ニュースより

食べることが出来るお魚はあるの?

マーちゃんの場合はほぼ全部のお魚、鰹節やいりこ、それから取った出汁にまで反応することもあります。

でも「いくら」や「明太子」などの魚卵、そして缶詰は大丈夫なのです。

それらには「パルブアルブミン」が入ってないからです。

アレルゲンのパルブアルブミンは熱に強く、加熱調理してもアレルゲン性は低下しないのに何故だろうと思ったのですが、一度だけでなく何度か煮炊きしたり、圧力鍋を使ったりすることでアレルゲン性を低下させることが出来るそうなんです。

耐熱性のあるパルブアルブミンですが、高圧下で高温処理するとアレルゲン性が低下するらしいのです。

又パルブアルブミンは水溶性で水にさらせば溶けて洗い流すことができるので、魚アレルギーの人も、ちくわなどの練り物などは食べることができることも多いようです。

只魚アレルギーの原因としてもう一つの「魚コラーゲン」は、水に不溶性なので、「パルブアルブミン」とは違い、練り物など魚肉を水にさらす工程を経てもアレルギーを起こします。

そんな場合はかまぼこ、ちくわなど練り製品はダメなんです。

練り物にしてもアレルギーを起こす場合は、「魚コラーゲン」がアレルゲンとして考えられます。

ホントに大変ですよね。

でも大変だなんて言ってられません。

小学校での給食は?

小学校での給食はどうなるのかなってグラマはとても心配でした。

ママが何度も給食担当の栄養士さんと話し合いを持ち、検討を重ねた結果、マーちゃんはお弁当持参と言うことになったようです。


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マーちゃんの通う学校では、全学年を通じて魚アレルギーの子供もいるようですが、マーちゃんのようなキツいアレルギーの子はいないらしく又宗教上お魚を食べない子もいるそうですが、お魚の献立の時だけ違う献立で対応しているとか。

マーちゃんの場合は、お出汁にも反応する可能性があることから、お味噌汁や麺つゆ以外にも煮物にもお出汁が使われることから完全に除去は難しいとの結論に。

完全なお弁当持ちはマーちゃんだけとのこと、グラマは悲しくて可哀想でなりませんが、給食を作ってくださる方等に、孫だけのためにご負担をお掛けするわけにはいかないので、仕方ないと思っています。

只マーちゃんが1人お弁当なのを変な目で見たりいじめたりされないように願うだけです。

アレルギーもその人の個性であり、個人を尊重しなければならないと言うことを、小さな時から分かるようであって貰いたいと願うばかりです。

本人は皆と一緒に給食を食べられると思っていて喜んでいたようですが、致し方ありません。

給食初日で起きたこと

4月13日初めての給食が始まりました。

マーちゃんの反応はどうだったのか気になっていましたが、「好きなものが食べられるから嬉しい」とのことで給食初日はご機嫌で登校しました。

その時事件が起こりました。

近くに座っていた女の子がマーちゃんのお弁当を見て「イチゴ欲しい」ってマーちゃんにおねだりしたそうですのです。

その子にイチゴを上げてしまったんです。

ママはアレルギーの場合、食べ物のやり取りは命とも関わりがある行為なので、先生から「お友達との食べ物のやり取りはやめましょう」と伝えて貰っていました。

マーちゃんにもママはきちんと伝えていました。

にもかかわらずやり取りをしてしまったのです。

まだ一年生になったばかりの子供にはそれほど重大なこととは考えられないのでょう。

だからこそ先生は行き届いた目が必要です。

貰った女の子は、先生にマーちゃんから貰ったことを告白したらしいのです。

可愛いと言えば可愛いのですが・・・

先生からは「管理が行き届いてなくて申訳ありませんでした」と電話を頂いたようです。

こんなこともあるんだなって思いましたが、親も子供達ももっとアレルギーのことを分かって貰いたいと心から思います。

お魚が食べられなくて栄養的には大丈夫?

お魚を全排除するって日本にいてちょっと考えられないことです。

でも仕方ないことです。栄養的には魚はタンパク源なので、代わりになるタンパク源はお肉や大豆それの加工品などで補うことが出来ます。

魚にはビタミンDが多く含まれているので食べられないとビタミンD不足になる可能性があり、ビタミンD不足になるとカルシウムが不足して低カルシウム血症が起きます。

小児の場合は骨の成長障害が起こってしまうので卵黄、キノコ特にキクラゲ、干ししいたけを積極的に摂りたいです。

魚にはカルシウムも多く含まれているので子供の成長には食べられないのは大きなダメージです。

心して代替えの食品を摂らなければなりません。

おわりに

「魚アレルギー子供 原因?給食は? 食べられる魚はあるの?栄養的には大丈夫?」について書かせていただきました。

お読みいただいて有り難うございます。

魚アレルギーは乳幼児には少なく大人になってから発症する場合が多いそうですが、乳幼児から発症した場合成長にも関わるので他の食品でカバーするように心がけなければないません。

又栄養面の問題だけでなく、食を楽しむという意味でも、精神的な面でも辛いことも多いのは心が痛みます。

魚アレルギーは一度発症すると、なかなか寛解しにくいと言われていますが、一部の医療機関では、経口免疫寛容の誘導をめざした積極的な治療も行われ始めているようです。

今後、水産物の低アレルゲン化や経口免疫療法が一日も早くはまることを願って止みません。

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