宝塚市花 スミレに続いてダリアも

歴史
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ダリアはお好きですか?

ダリアは元々メキシコで自生していました。

ダリアの名前はスウェーデンの植物学者アンドレアス・ダール氏ちなんで名付けられたとか。

日本には江戸時代に入ってきました。

花がボタンに似ているので和名では天竺牡丹とも呼ばれています。

ダリアが人気な訳は

とてもポピュラーな花ですが、実はダリアには多くの種類があって約3万種と言われています。

世界の育種家が新品種に挑戦してきたダリアは、品種数ナンバーワンの花ともいわれています。

品種改良によって、大輪種、中輪種、小輪種等の花のサイズ、咲き方もポンポン咲きと呼ばれる丸みを帯びたものや、花びらの尖ったもの、草丈150cm~50cm以下まで、そのバリエーションの豊かさには驚きます。

花の色も赤、桃、黄、オレンジ、白、茶、紫、黒と多彩でとても同じ種類の花とは思えないほどバラエティに富んでいます。

最近では木のように丈の高い皇帝ダリアもよく見かけ初めて見たときはびっくりしてしまいました。

ダリアは球根ばかりだと思っていましたが、面白いことにダリアには球根から育てる品種と、タネから育てる小型種もあるんです。

只種から育てると球根の状態になるまでに3年ほど時間がかかるそうです。

茎の中は空洞になったストロー状なので折れやすく弱いため、支柱を使って育てます。

昔は水揚げが悪く切り花には向いていませんでしたが、今では品種改良が進み日持ちの心配が なくなり多くのダリアが流通するようになりました。

ダリアはガーデニングにも切り花としても人気があります。

1輪だけでも存在感のあるゴージャスな花で、花束やアレンジメントではメイン花として用いるのにぴったりです。

そして「黒蝶」はダリアブームの火付け役と言われているほど人気が爆発しました。

Instagramより

メキシコではダリアが国花とされています。

宝塚ダリア栽培の歴史

宝塚、特に山本は植木の街として有名ですが、北部の上佐曽利地区は、全国に誇るダリアの生産地です。

ダリアの種類が3万種ともいわれる中で宝塚ではおよそ300種類10万本が育てられ、その球根が出荷されています。

昭和5年に上佐曽利地区ではじまったダリア栽培が、戦時中も途切れず90年以上続いています。

全国トップクラスのシェアを誇る球根の出荷は地域ぐるみで支えられてきましたが、その歴史はどうだったのでしょう。

ダリアが 宝塚で作られるようになったのは1930(昭和5)年のことです。

世界恐慌の影響で農村恐慌とよばれる不況が西谷の上佐曽利地区にもひろがり、なんとか稼げるものを生産しようと、有馬にあった上田種苗店から紹介されたのが白いダリアでした。

当時はお葬式の花として重宝された新種の切り花の出荷が広まり、1935(昭和10)年には農会を母体に36人の農家からなる「佐曽利園芸組合」が設立されました。

ところが、その後戦争が始まり花の生産は下火になりましたが、ダリアの球根には薬品になるイヌリンが含まれていてそのため戦争下でも花ではなくダリアの球根生産のほうが途切れずに続いたのです。

花ではなく球根が注目されたため途切れなかったと言うのも興味ある話ですね。

終戦後は、日本各地から貴重な球根を買いに来るようになり、最盛期の1971(昭和46)年頃には一大生産地になりましたが、生産農家が高齢化するなどして減少しました。

それでも「佐曽利園芸組合」はダリアという地場産業を守るために品種の改良などで、赤、ピンク、オレンジ、黄色、白、紫、複色といった華やかな色や、大輪や中輪の球根生産に取り組んできました。


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1990年代からのガーデニングやフラワーアレンジメントブームの中、ダリアは豪華で高級感ある花として再び注目を集めるようになりました。

宝塚のダリアは現在も約60万球を全国へと出荷しています。

そのシェアはおよそ40%を占めるそうです。

「佐曽利園芸組合」では「 宝寿 」「 華宝 」「 黄宝」「宝桃」「宝雪」といったオリジナル品種も次々と開発され、色とりどりのダリアはお葬式の花としての「弔い」から「喜び 」を表現する一輪として花開きました。

ダリアがスミレに続く市花になった理由は?

宝塚の市花は宝塚歌劇団の代表曲「すみれの花咲く頃」にちなんでスミレです。

マンホールの蓋もこのように↓デザインされています。

ところが、1930(昭和5 )年 に宝塚ではじまったダリア生産から90年を目前に、組合を中心に「ダリアを市花にしよう」という機運が高まりを見せました。

2020(令和2)年、生産者らが市議会 に「市花にすることを 求める請願」を提出。

ダリアの華やかさや「華麗」「優雅」という花言葉もまた宝塚市のイメージにふさわしく、ダリアの生産状況や歴史的な経緯及び、ダリアに関するアンケート調査で多くの市民の方から市花にすることについて賛同が得られたことを踏まえ、市議会本会議で採択され2021(令和3)年3月に新しい市花として追加選定されました。

ダリアが市花として追加認定されてからまだ1年強と言うことになりますが、もう平成26年から「ダリアで彩るまちづくり事業」を実施していて公園や市内の49学校園で植栽されたり、市役所や小林フラワーガーデン、山本新池公園、小浜交差点、花の道などに植栽されました。

そして市花となったダリアは街中を彩り次々とダリアスポットが生まれたり、ダリアフェスも開催されたりしています。

七夕には西谷小学校の児童らが折り紙で作ったダリア約400輪を飾り付けしました。

夏休みには市内各所でダリア装飾イベントが実施されます。

又ダリアの球根を使った保湿クリームなど新商品も次々誕生しています。

おわりに

宝塚のダリアにはこんな歴史が有り今に至ってることが分っていただけたでしょうか。

「宝塚ダリア園」を訪れる前は、こんなにもダリアには沢山の種類が有り、ゴージャスで又可愛くって私たちを楽しませてくれる花だなんてあまり思いませんでした。

でも実際、沢山の種類のダリアを目にしたらその思いは吹き飛びました。

ゴージャスでしかも可愛いダリアの花は第二の宝塚の市花としてぴったりな選択だと感じました。

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